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会報誌(DDKだより)

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2020年05月発行 第312号 DDKだより


巻頭:レジ袋廃止の代替策


石田 仁

 世界中が命懸けで新型コロナウイルスと戦っている最中、予定では本年7月から、全国でレジ袋の有料化が義務となります。中でも、京都府の亀岡市が独自に来年1月から施行のレジ袋廃止条例を可決したので注目されています(3月24日)。有料化ではなく、廃止です。そこで、少し問題を考えてみました。世界各地の河川や海岸にプラスチックごみが流れ着き、巨大なニタリクジラのお腹からマイクロプラスチックやレジ袋が見つかる。プラごみは目に見える環境汚染の代表格です。
 レジ袋の廃止以前に、代表的なペットボトル、プラ系のストローや食品トレイ、包装フィルムの非プラスチック化が求められています。即時に全面的廃止は経済に混乱をもたらすので、まず、第一段階として、比較的実現可能なレジ袋廃止から始めようと言う亀岡市の意気込みに頭が下がります。昨年6月、大阪G20での「2050年までの海洋プラスチックごみゼロ」宣言よりずっと具体的、中味があります。
 レジ袋が廃止されると死活問題という意見にも耳を傾ける必要があります。スーパーやコンビニでおでん等熱い食材を提供するのに適しています。また、豆腐屋や魚屋は濡れた商材を提供するのでレジ袋があれば丈夫で便利。いずれも、レジ袋がなければ大げさな容器が必要になってしまいます。この点は、亀岡市でも未だ十分解決されていないようだ。
 レジ袋が廃止されたら、お客は、エコバックを持参して対応することになります。常に携行する必要があります。予めレジ袋を購入し、持参する人もいるから廃止は逆効果という意見も出ているそうだ。
 話を単純にしてみたい。お客がエコバックの持ち合わせがなければ、お店側は、エコバックを販売するか、レジ袋に替わる別の何かを用意しなくてはならない。販売チャンスを逃がすからです。
 私は、有償無償はともかくとして、紙ないしは紙袋で足りるのではと思う。かつて、いろんなお店が新聞紙を包装に使用していたからだ。もちろん、前述のおでんのような熱い食品、濡れたお豆腐や魚等また重い物に耐えられるかについては、解決できていませんが。
 幸いに、レジ袋廃止で影響を受けるレジ袋生産全国シェア1位のF社が土と海洋でも生分解する植物由来レジ袋を開発し、夏までに販売するとの報道がありました。条例では、このレジ袋の使用はOKとのこと。ともかく、“隗から始めよ”。間に合わなければ紙で出発したらいいのではないか。
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