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会報誌(DDKだより)

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2021年01月発行 第320号 DDKだより


巻頭:はたらく喜び


椎名 敬一

 新年あけましておめでとうございます。
 昨年は、本来であれば五輪開催で日本国中が歓喜の笑顔に包まれた一年となったことでしょう。しかし新型コロナウィルスという未知の感染症が世界を席巻し、五輪はじめ多くの計画、多くの感動や笑顔が先送りされてしまった年となりました。組合員の皆さまの事業にも、少なからぬ影響があったのではと推察申し上げます。何よりご健康で新年をお迎えになられたことをお喜び申し上げます。
 昨年8月安倍首相が辞意を表明。国民の声の届かないところで、消去法で菅氏が新首相となりました。菅新首相からは、「明るい希望あるビジョン」を聞くことはできず、耳に残ったのは「前政権をしっかりと踏襲してゆく。」との言葉。嗚呼。
 10月菅政権は発足早々に「アベノミクス」を議論してきた「未来投資会議」を廃止し、「成長戦略会議」を立ち上げました。狙いは「強い中小企業」の創造。我が国企業の最大の課題は「生産性向上」とのこと。この「中小企業改革」の提唱者は、菅首相お抱えブレーンのD.アトキンソン氏。氏の持論は「日本は生産性が低い。その最大の原因は中小企業だ。(中略)中小企業は日本にとって、宝でも何でもない。宝なのは、大企業と中堅企業だ。規模の経済が機能する。」(2020.3.27東洋経済ヨリ)中小零細企業は不要ということですかね?「規模の経済」は、大きな需要が有る市場やグローバル世界で戦う企業には有効でしょう。企業ですから生産性が重要なのは解ります。しかしその物差しだけで社員達が幸せになれるのでしょうか。
 浅学の私は「生産性=output/input」と理解しています。うちのような中小零細企業は、「生産性」という物差しだけではもの造りはできません。量産では造りえない血の通った“もの”や“サービス”、そして社員一人一人の“質”が勝負です。いかにお客様に満足して頂けるか?が、大切な物差しです。合言葉は「親切・まごころ・工夫」。うちでは製造部技術者を納品に行かせます。先日某大学病院で、「こういうのが欲しかったんだよ!これ造った人が来てくれたの?ありがとう!」と先生に両手で握手されたと、社員が嬉しそうに報告してくれました。こうした喜びが、仕事への励み、誇りとなり、各人のメンタルヘルスのセルフケアとなり、うちの独特な明るさになっているのかもしれません。
 一つ一つの小さな喜びに感謝を積み重ね、幸せな一年にしていきたいと思っています。
 本年もよろしくお願い申し上げます。
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